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家族3人、横浜で暮らしいています。日々気付いたことをつれづれに綴ります。


by chouchono
先週、インターナショナル奥様会で初めてのCooking Clubがありました。リーダーは仲良しこよしのKちゃん。
しかも記念すべき第一回のテーマはJapanということで、もちろんお手伝いをさせていただくことになりました。

メニュー会議でお献立はのりまき&いんげんのごまあえ&白玉あずき。大好きなメニューがずらり、です。
Kちゃんによると定員を超える応募があって、一部のかたにはお断りをさせてもらったとのこと。
日本食はここプリンストンでも人気です。また、海外に住むと日本食のレベルの高さと、手間をかけることを惜しまない食文化であること再実感します。
そこに日本人として誇りを感じます。

それぞれのグループに分かれて、各グループに日本人がコーチとして配されてみんなでクッキング。
私のグループは韓国、中国、スコットランドの奥さまたち。Kちゃんと一緒にのりまきをくるんくるんと作って、みなさんにもくるんくるんとやっていただきました。

できたてののりまきは、とっても美味しかったです。そしてとっても楽しかった。
人の手から生まれた食事は、ほんとうに美味しいですね。

日本にいたときは、自分からのりまきを作ったことはなく、自分で買ったこともほとんどありませんでした。
なぜなら、父があるお店ののり巻きが大好きで、しょっちゅうしょっちゅう買ってきてくれるのです。
「よかったら食べてね」と言われて、「正直今はそんなに・・・・」と思っても、せっかく嬉しそうにすすめてくれる父に悪いと思うとついつい戴いてしまうのですが、食べてみると・・・・・やっぱり美味しい!
日本のお米と、海苔、のりまきの具は、なんと美味しいハーモニーなのでしょう。

父はのり巻きが大好きで、私が小さい頃、特別な時にのり巻きを作ってくれました(下準備は母ですが^^)
そののり巻きは父の性格がきっちりと詰まっていて、ご飯をまんべんなく丁寧に、等分に敷き詰め、丁寧に具を並べます。そしてぐるっとしてから両手できゅっきゅっ。しっかりと成型して完成です。
きゅっと巻かれたのり巻きは、切っても並べても少しも具やご飯が緩むことなく、しゃんとしてお皿に並べられます。食べてもぽろぽろと崩れません。

こういう幸せな思いではきちんと私の中にあり続けて、思い出そうとすれば簡単にひきだしから取り出せます。
幸せな食事の思い出は永遠なのかもしれません。

それから父の大得意のものをもう一つ。おにぎりです。
私たちが小さい頃、週末の度に朝からおにぎりをたくさん握り、姉と私を起こして、車に乗り込み、家族そろってたくさんの場所に出かけました。白状な娘の私は出かけた場所はほとんど覚えていないですが、でも朝起きると机の上に父の作った、形も味もぶれがない、きっちりとしたおにぎりがお皿に並んでいたシーンは、よく 覚えています。

小さい頃の幸せな原風景の一つは、これかもしれません。
今でも父はことあるごとに、家族におにぎりを握ってくれます。
私は今まで数えきれないほどの幸せな味のおにぎりをいただいてきました。

Cooking clubでの楽しいひと時を書くつもりでしたが、最後は父への御礼になってしまいました。
# by chouchono | 2011-05-02 14:48

お姫様への憧れ

週末に、4歳と5歳になる女の子のお友達と、3歳になる男の子のお友達のバースデーパーティーに行ってきました。

この位の年齢のお友達のバースデーパーティーに行くのは初めての経験だったので、ことちゃんと私、よそ行きのお洋服を来てワクワクしながら出かけました。

入口のドアをあけると正面に階段があり、その階段を主役の女の子二人が降りてきました。
一人は水色の丈の長い スカートの部分がいく層にも重なってふんわりと広がっているお姫様ドレス。もう一人は妖精さんのような鮮やかなピンク色のドレス。。。
可愛いプリンセスたちのお出迎えに思わず「わぁ~~~~~!!」

しかも、水色のドレスの女の子は、ドレスの裾をちょっとつまんでゆっくりと階段を降りてくるではありませんか。その可愛いしぐさに思わず笑みがこぼりました。

パーティーはわきあいあいと楽しく進みました。妖精ドレスをきた女の子は元気に遊びまわっているうちに、あらら、肩ひもが取れてしまい、ドレスの時間は終了^^
一方、水色ドレスちゃんは、最後までドレス姿を貫き、最後にティアラを頭にのせての記念撮影。(ことちゃんにもティアラをのせてくれたのですが、瞬時に自分で取りさっていました。。><)

二人の可愛いお姫さまを見て、その頃の自分を思わず思い出しました。
私にもお姫様に憧れて、ドレスに憧れて、王子様に憧れて、お城に憧れて の時代がありました、ありました。空想したり、絵でお姫様ばかり書いたりもしていたな~…(遠い目)
お二人のプリンセスは、お誕生日にディズニーワールドに出てくるようなお姫様ドレスを着てとっても嬉しそうで誇らしそうで、「夢が一つ叶ったの。」とでもいうように私には見えました。
子供の頃に夢が叶うって、とっても大事な体験のような気がします。願うことが叶うって、人生の中でのそんなにたくさんはないだろうスペシャルに嬉しい出来事です。
子供の頃に、そんな体験を一つでも多くしてほしいなと思います。

夢を叶えるにはまず、夢をもたなくては。夢を持って、その気持ちを大事に持ち続けていたら、意外と叶うこともある。
それを体験によって確信した子供たちが世界中にいっぱい増えてくれたら。。子供時代から遠く隔たった私は思うのです^^
# by chouchono | 2011-04-26 15:35
Spouses & Children group 発足!_a0188803_1905330.jpg


以前、大学のインターナショナルセンター(IC) にMama&babyのクラブを作ろうとしているという記事を書きました。
それがとうとう金曜日に、発足の運びとなりました。
グループ名は”Spouses and Children group(of Princeton University)"

22日2時。プリンストンの公立図書館の子供用フロアに集まって、まずはみんなで歓談。
そのあといよいよクラスのスタート!
まずは私から、来ていただいた皆さんに御礼と、このグループの目的などをお話して、それから全員で自己紹介タイム。
子供連れのママ、お手伝いに来てくれた仲間たちも含めて、様々な国籍が集まりました。日本、韓国、シンガポール、フランス、スペイン、スイス!(こう書くと、美味しいそうな国ばかり…^^)

そしてStory time。
用意しておいた絵本、まずは1冊目”The very hungry caterpillar(はらぺこあおむし)”はスペイン人の彼女に読んでもらいました。
お腹がぺこぺこのあおむしは、毎日毎日たくさんの果物や、お菓子やハムや人間が食べるものを食べます。でもお腹がいっぱいにならない上にお腹が痛くなって泣いてしまいます。そしてある日、葉っぱをもぐもぐたべてみました。とっても美味しい食事でした。お腹がいっぱいになったあおむしはさなぎになって、美しいちょうちょに変身するというお話。
2冊目は”Where is the fish?(きんぎょはどこ?)” 五味太郎さん作の英語版です。これは私が読みました。
ピンク色の金魚があっちこっちに逃げて、そのたびにページのどこに金魚が隠れているかを探す仕掛け絵本です。みんなに「金魚はどこにいる?」と聞きながら楽しく読みました。

お次はSinging time。
アメリカでもおなじみの、”Twinkle Twinkle little star""Row Row Row your boat""Head shoulder knees and toes""If you are happy and know it crap your hands"などなどを身振り手振りを加えながらみんなでお歌。

続けてみんなで回ったり、地面に両手をつけたりと軽いエクセサイズ。
最後は、なんと私からのスペシャルケーキ。記念すべき第一回なので、みんなでこのグループの誕生をお祝いしたくてケーキを買って行きました。みんなで乾杯!

ここに至るまでの道のりは、英語ができない私にはなかなか大変なものでした。開催場所の選定から、メンバーを集めるところから、大学内で宣伝をしてもらったり。前日は準備と緊張であんまり眠れなかった。
でもいつでも仲良しのKちゃんが一緒にそばにいてくれて、相談に乗ってくれ、時には私の代わりにICやISPPUのメンバーに連絡を取ってくれ。彼女がいなかったらここまでの実現はありませんでした。

次回は5月開催。私が参加できるのはここまでです。
やっと歩みはじめた小さなグループ。小さくてもずっと続いていってくれたら本当に嬉しい。
私がプリンストンに来て、唯一「こういうのがあったらいいのに。残念」と思った機会を提供することができて、忘れられない一日でした。

絶対に忘れられないです。

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# by chouchono | 2011-04-24 19:43

お散歩のためのお散歩

昨日はずいぶんと暖かい一日でした。
私は長袖のシャツ一枚、ことちゃんも長袖のシャツ一枚。はおりもの無しでOKの気温です。
夕方帰宅して、夕ご飯の時間まであと1時間位。
普段なら家でパズルをしたり、本を読んだりしながら、パパの帰宅を待ちますが、どうも体がむずむずします。
6時を過ぎたのにまだとっても外は明るいし(時計を隠されたら、4時なのか、5時なのか6時なのかわからないほど)、ちょうど良い暖かさで風もそよそよ。

夕方のお散歩しようか。

そういって、またしてもいそいそとお出かけの準備。最近は「お散歩」というと、玄関に行って靴を準備することちゃんです。
夕ご飯の前にお出かけなんて教育上宜しくないかとも思いましたが、たまには!
夕方のお出かけはなんとも特別感がありワクワクします。(あとは、お風呂に入った後のお出かけも格別なスペシャル気分を味わえます!)

大きなフィールドで、Tシャツ姿の男女の学生たちが草野球中。どんな特大ホームランを打っても届かないような離れたあたりで、二人でお散歩をしました。
最近は、どこかへ行くための途中のお散歩 が多かった私たち。時間に追われない、ただのお散歩のためのお散歩はちょっと久しぶりでした。

緑の匂いがぷんぷんして、一年ぶりの初夏の匂いでした。
ことちゃんは、「てぃあんぽぽ(タンポポ)」と連呼しながらずんずんと歩いていきます。
手をつなごうとしたら、「好きに歩かせて」といった感じでふりほどかれました。逞しい娘です^^

私は手もちぶさたで、タンポポを見たり、歩いたり、立ち止まったり、ちょっと顔をあげてモクレンのお花を見上げたり。

帰りにパパに電話をして、校舎の前でピックアップをして、そのままお家へ。
なんてことない でもなんとも贅沢な夕方を過ごしました。

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# by chouchono | 2011-04-22 17:11
アパートの前の森の木々にも、小さな黄緑色の葉っぱがたくさん芽吹きだしています。生まれたての黄緑色は何とも可憐で柔らかそうです。

先週、プリンストンの日系人会の会員の方が開いて下さったワークショップに参加してきました。テーマは”震災後の心のケアとサポートの仕方”です。
講師をして下さったのは、臨床ソーシャルワーカーとして心に痛みを持つ方々にカウンセリングを通して治療をされているH先生。

震災など(心的トラウマを引き起こす出来事)の後に経験する様々な感情についてや、その精神的ダメージへの対処法、トラウマを体験した後に子供に出やすい症状例、などを中心としたお話を伺いました。

私自身は、震災後、悲しみや、被災地のために直接できることがないことの無力感や、現場にいない自分が申し訳ないような気持ちなど色々な複雑な思いが私の心を占めていました。
でも、ワークショップに参加して、周りの皆さんも同じような思いを抱えていることを知り、そしてそれはプロの方の見地からもごく自然な感情であることを理解し、自分自身の心の整理もできました。
学んだ知識や考え方について、同じような思いを持つ身近な方々にもお伝えしたい思い、先生にご相談したところ、ブログに内容を書くことや、戴いた資料をシェアすることも快く承諾してくださいました。
資料をご覧になりたい方は、こちらまでご連絡下さい。メールにてお送りいたします。michimaru0709@gmail.com

とにかくストレスの表出の仕方は、人それぞれ。恐怖心となって出るか、不安感、怒り、孤立感、集中できない、逆に笑いだしてしまう方もいますし、身体的な反応となって(腹痛、腰痛、皮膚のかゆみなど)出る場合もあるそうです。このような大震災の後でしたらなおさら、どのような症状がでてもおかしくなく、むしろ何かの形となって出ることの方が自然なのかもしれません。

そのような時、対応策としてできることは、
まず、自分が抱いた感情や気持ちを正直に自分自身が受け入れること。それから、周りに共有してもらえる人々がいたらその方たちと気持ちを伝えあうことなどではないでしょうか。
それから、日常生活のリズムをできるだけキープすること、適度な運動をすること。そして、できる範囲でボランティアワークをすることも効果が期待できます。

そして今回、私が一番心に沁みた言葉は、”こんな時だからこそ、自分自身にも優しくなること”でした。
例えば、常に被災地の方々の大変さを想像するのではなく、時間を決めて、この時間はそのことを考えない とする。その時間はニュースやネットを見ない。この時間は、楽しくお茶を飲む。自分が好きだったことをする。または無心になる。
割り切る時間を少しでも作ることは、自分への優しさにつながります。自分の時間を大切に持つことで気力体力も充実させていれば、何か自分でできることが目の前を通った時にすぐに動くことができるかもしれません。

私たちができることの大切な一つは、自分自身が健康な体と心でいることだと思います。

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# by chouchono | 2011-04-20 05:14